活動報告

Supportive Care Conferenceを開催しました。

日時 2016年2月3日(水) 18:30〜20:30

場所 慶應義塾大学病院 東校舎講堂


1.「緩和ケア領域におけるリンクファーマシストとの取り組み」

橋口さおり先生座長:慶應義塾大学病院 緩和ケアセンター
センター長 橋口 さおり 先生

金子健先生

演者:慶應義塾大学病院 緩和ケアセンター
専任薬剤師 金子 健 先生

緩和ケアセンター専任薬剤師、診療科担当薬剤師を繋ぐ薬剤師(リンクファーマシスト)を配置し、診療科担当薬剤師の相談役、緩和ケアセンターとの橋渡しを行っていくという新しい取り組みについてお話ししていただきました。この取り組みは、診療科担当薬剤師が積極的に緩和ケアに関わり、包括的アセスメントを行い、薬物療法の提案などのサポートを行い診療科チームによる緩和ケアの促進を目的としています。この取り組みによって早期からがん患者さんの疼痛管理等を行うことが可能となり、生活の質(QOL)の向上が期待できるという大変興味深い内容でした。


2.「がん疼痛治療科の最前線」〜オピオイドタイトレーションとInterventional Pain Treatment

服部政治先生 座長:慶應義塾大学医学部
外科学教授 北川 雄光 先生
北川雄光先生
演者:がん研究会有明病院 がん疼痛治療科
服部 政治 先生

がん研究会有明病院でのがん疼痛治療科が開設されるまでの道のりや、疼痛治療のさまざまな取り組みについて、お話ししていただきました。いわゆるWHO方式がん疼痛治療法の骨子である三段階除痛ラダーに乗っ取ったがん疼痛治療だけでなく、神経ブロックや脊髄鎮痛法などのペインクリニックの医療技術を駆使して疼痛を緩和する治療について、多くの動画をお示しいただきながら、ご講義いただきました。がん研究会有明病院の先生方の熱い思いが伝わってくるご講演でした。

熱心に聞き入っている参加者の方々

熱心に聞き入っている参加者の方々 →

終了後に談笑する先生方

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(左より、金子先生、北川先生、服部先生、橋口先生)

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