緩和ケアチーム便り

緩和ケアチーム便り

2013年

2013/08/08
緩和ケアチーム便り

一般・消化器外科
岸田 憲弘

真夏の日差しがぎらぎらと照りつける日々が続いております。 皆様、体調は崩されていないでしょうか?

大学院のがんプロフェッショナル養成コースの一環で6月と7月の2か月間にわたり、緩和ケアチームの一員として診療に携わらせて頂きました。 普段は消化器外科を専門として、手術を中心としたがんの治療に日々明け暮れている毎日でしたが、この2か月間は患者様一人一人とゆっくりと向き合い、語り合い、そして苦痛となっている症状をどのようにして和らげることができるかを熟考する時間を十分に持つ事ができたと思います。

がんは医学の進歩により治療成績が向上してきたとはいえ、まだ根治は難しい病気です。からだの痛み、こころの痛みなどで苦しむ患者様に対して、それらの苦痛を和らげる緩和ケアの重要性は今後も変わることがないと思っております。消化器外科医として根治を追求する熱意は勿論、患者様ひとりひとりと向き合う姿勢、緩和ケアの知識や技術などをバランスよく持ち合わせた医師を目指していければと思います。

緩和ケアチームとしての研修は終了しましたが、これからも気持ちはチームの一員として、日々の診療に携わっていければと思います。今後とも宜しく御願い致します。

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